今回は二つのNISAについて勉強するよー
NISAは聞いたことある!けどそもそも2つもあるってことを知らなかったよ!解説お願いします!
NISAの前に話しておきたいのが「特定口座」と「一般口座」のお話。株を売買する際に使う口座の種類でNISAは結局のところこの二つの兄弟分みたいなとこだからね!
まずは「一般口座」と「特定口座」のお話
株を売買する時にはお金を証券口座に移す必要があります。ここまではこれまでの記事でご存じのはず!!ではその株を売買する時に出てくるのが「特定口座」と「一般口座」になります。売買する際にどの口座でやり取りするかを選びます。原則株の売買は課税対象です。そのことを頭に入れておきながらでは二つの口座の特徴をみてみましょう!まずは特定口座から!
「特定口座」
特定口座内の取引について証券会社が顧客に代わって上場株式等の譲渡損益や配当金等を計算し、税額を算出して「特定口座年間取引報告書」を作成する仕組みです。簡単に言うと税金の計算はこっちでやっとくので気にせず売買してくれーというやつです!特定口座でも(源泉徴収あり)と(源泉徴収なし)があります。これは迷ったらとりあえず(源泉徴収あり)でOKだと僕は思ってます。(源泉徴収あり)であれば確定申告はしなくて大丈夫!ただしデメリットもあるので後程解説。もう一方の(源泉徴収なし)にすると年間取引報告書までは作成するが確定申告は自分でやってね!ってやつです。
「一般口座」
一般口座は上記の特定口座と違い書類作成から確定申告までを自分で行わないといけません。ちょっと初心者にはハードモードと呼べるやつです。しかし一般口座でしか扱えないものもあるので若干ではあるのですが需要があります。例えば未上場の未公開株とかです
なるほど!でもこれだったらみんな特定口座(源泉徴収あり)で取引するんじゃないの??
おっしゃる通り!実際ほとんどは特定口座(源泉徴収あり)だよ。けどオートモードな分デメリットもちゃんとあるってわけ
特定口座のデメリット
それは払わなくてもいい税金を払う羽目になるかもしれないというデメリット。実は下記条件を満たしていれば譲渡所得にかかる税金をおさめなくてもいいというルールがあります。これは知っておいた方がよいです。
- 一か所から給与を受けている給与所得者
- 給与収入2,000万円以下
- 他に給与・退職所得以外の所得が年間(株の譲渡所得含む)20万円以下
例えば年収400万円のサラリーマンが1年間に株で10万円の利益を得たとしよう。このサラリーマンが特定口座(源泉徴収あり)を選んでいると証券会社が自動で10万x20.315%(20,315円)を利益から引いて納税します。本来10万手元に残るはずが8万円になってしまいます。つまりは年間20万以下の利益だと税金が引かれてしまうということです。だいたいの人はこの条件に当てはまってしまうのでしょうか。少額での運用をしているとこの特定口座(源泉徴収あり)はデメリットになる可能性が高いです。なぜなら少額の投資だとその分リターンが少ない可能性が高くこの年間20万円の壁を越えられないかもしれないからです。ちなみに特定口座(源泉徴収なし)であれば20万円以下の確定申告は不要です。しかし20万を超える場合は自分で申告しないといけません。
これは難しいですな~!フルオートの特定口座(源泉徴収あり)にするかセミオートの特定口座(源泉徴収なし)にするかってことだよね?めんどくささをお金で解決できるっておもうならやっぱり特定口座(源泉徴収あり)なのかな~
まあ実際に特定口座(源泉徴収あり)って人が多いのも事実だからねー。そう考えてる人も多いんじゃないかな。一概にどれがいいとは言えないね。とりあえず一般口座ではなく特定口座にしようとまでは言えるかな。
- 基本的にはこの3つ一般口座、特定口座(源泉徴収あり)、(源泉徴収なし)がある
- 特定口座(源泉徴収あり)は書類の用意も確定申告もしなくてよいフルオートモード(一番多い)
- 特定口座(源泉徴収あり)はデメリットもあり年間20万円以下の利益でも税金が引かれてしまう
- 特定口座(源泉徴収なし)は年間20万円以下の利益の場合、申告、納税が不要
- 特定口座(源泉徴収なし)は確定申告が必要になってくるセミオートモード
- 一般口座は全て自分でやるマニュアルモード。しかし一般口座でしか買えない未公開株を買えたりする